すぐに行動出来ない、止まらない。
こんにちは、せつ@ADHD改善者です。
前回は《朝起きられない》について書きました。
《朝起きられない》理由に、何かに夢中になってしまって夜更かししてしまう、というのがあります。
実はこれ、ADHDの人の特性の1つなんです。
すぐに行動出来ない、止まらない。
ADHDの人は、何かを始める時に凄く時間がかかってしまうことが多いのです。
『やらなきゃ!』と思っていても、どうしても動き出せない…。
逆に一度やり始めると、今度はその作業を止めることが出来ません。
だから、時間がないと分かっていてもついギリギリまでやってしまったり、急な変更に対応出来なかったりします。
ADHDの人が常に何かに追われているのは、この特性があるからです。
●自分の特性を理解しましょう。
何かを始めるのにどうしてもすぐに動き出せない…。
今まではそんな自分の行動の遅さに、ダメさ加減を感じて落ち込んでいたけれど、そうじゃないんです。
そもそも人というのは、苦手なことがあると脳が思考停止してしまい、他のことに逃げてしまう性質があります。
ADHDの人は特にその傾向が強く、どうしても取り掛かりが遅くなります。
●逆算して計画を立てる。
《朝起きられない》の記事でも書きましたが、それを仕上げなければならない日(締め切り)から逆算して予定を組みます。
それも出来るだけ細かく。
いつまでに何をどこまで仕上げるか。
これをカレンダーなどに書き込んで常に目につくようにしましょう。
日常のことならば、一連の流れを形式化した表を作り、やはり目につく場所に貼り出しておきましょう。
●アラームを利用する。
部屋の中に計画表を貼り出しても、うっかり忘れてしまうこともあります。
その防止策として、スマホなどのアラームを利用すると良いです。
カレンダー機能のアラームを利用すれば、うっかり忘れを防ぐことが出来ます。
また、やり始めると周りのことが見えなくなるADHDの人には、次の行動を知らせる合図にもなります。
アラームはとても便利な機能です。どんどん活用しましょう!
●完璧を目指さない。
初めから完璧にしようとすると、それだけで疲弊してしまいます。
苦手意識をさらに加速させ、ますます行動が起こせなくなってしまうのです。
ですから、
とりあえず、大まかな形だけ作っちゃおう!
ぐらいの気持ちで始めるのが良いです。
最後に一言。
分かってはいるけど、どうしても面倒くさいなぁ…という時に唱える言葉です。
【とにかくやる!】
次回は《部屋を片付けられない》をテーマに書きたいと思います。