完璧主義の心配性
こんにちは、せつ@ADHD改善者です。
前回は《感情的になってしまう》について書きました。
ADHDの人は
片付けが苦手だったり
時間が守れなかったりするために、
だらしがないと思われがち。
でも実際は
最善を尽くそうとしたり、
完璧主義の人が
結構多いのです。
問題なのは
理想は高くても
行動が伴わないこと
なのです。
「あれはこうでなきゃ」
「これはこうしなければ」など
《ねばならぬ》に囚われて
ヘトヘトになっていくのです。
●適当がわからない
元々、脳の特性として
先のことをうまく考えられない
部分があります。
そのため
何を優先させればいいのか
判断できず、
全てのことを盛り込んでしまうのです。
また、
動き出すのに時間がかかる
という特性もあります。
日々の生活で
《節約》や《エコロジー》を考え
行動しようとします。
しかし、
そのための行動を起こすのに時間がかかり、
結局疲労だけが増す、
ということになりがちです。
●よい加減を見つけよう
サクサクと動ける人なら
《節約》や《エコロジー》といった
手間のかかることをやるのも
良いでしょう。
しかし、ADHDの人は
中々動けません。
無理をして結局、
時間と体力と精神力を
使い果たすくらいならば、
もっと楽になれる《便利なモノ》を活用しましょう。
文明の利器を使うのは
悪いことでも何でもありません。
それらの手助けによって
生活にゆとりが出来た時に
改めて《節約》や《エコロジー》を
考えれば良いのですから。
また、
色々なシチュエーションを考えすぎて
荷物が多くなってしまう場合。
出先で買うことが出来るものや
別のもので代用出来るものは
必要になったらその場で考えよう、
くらいの柔軟性を持っていきましょう。
●自分の特性を見極めて快適に過ごそう!
理想の生活を考えるのも大切だけれど、
それが苦痛になってしまったら本末転倒です。
人には向き不向きがあります。
自分の特性を知ったうえで
出来る範囲の工夫をしていきましょう。
(1)生活が楽になる《便利なモノ》を活用しよう
(2)荷物は必要最小限で!足りないものは現場で調達する
次回は《冬眠してしまう》をテーマに書きたいと思います。